サラリーマンの小遣い稼ぎと言えば副業ですね。
その副業として、候補に挙がってくるのが「投資」です。
リスクを取ってでもリターンがほしいハイリスクハイリターン派の人もいれば、
リスクはなるべく抑えて、その代わりにリターンもあまり期待しないというローリスクローリターン派の人もいます。
大きく成長して帰ってくることもあれば、ボロボロになって帰ってくることもあります。
でも、副業としての投資だからこそ、なるべくリスクは低くしたいですよね。
そこで今日は、安全志向なサラリーマン向けの「ローリスクミドルリターン」の投資先はどこかをテーマに考えていきます。
副業を始めたいけど安全志向なサラリーマン向けの投資先はどこ?
【サラリーマンの副業】投資先その①:個人向け国債
個人向け国債とは、国が発行している国債です。
国がその元本を保証していますから、リスクは極めて低いと言えます。
副業としての投資がメインのサラリーマンには、リスクの低さは魅力のひとつではないでしょうか?
購入価格が1万円から購入可能となっているため、手が出しやすいのも特徴です。
どこで買えるのかというと、近くの銀行などの金融機関で買えることがほとんどです。
そしてこの国債、毎月1回、年12回売りに出されているので、1年を通して購入が可能です。
種類は、満期日が
- 3年
- 5年
- 10年
の3タイプあります。
気になる利率ですが、どのタイプも0.05%となっております(2019年3月現在)。
昨今の超低金利政策によって、軒並み銀行の金利というのは低い状態にあります。
一般的な銀行だと年0.001%というところが多いようです。
1,000万円を銀行に預けていても、1年で100円にしかなりません。
その点、国債なら1,000万円×0.05%で5,000円です。
単純計算で50倍、銀行に預けておくよりはるかにお得です!
同じ元本保証なら、個人向け国債を購入してみるのもいいのではないでしょうか?
【サラリーマンの副業】投資先その②:投資信託
投資信託とは、株式投資の一種です。
株をまだ始めてない人、勉強をしてない人にとっては、株を買うことは勇気がいることだと思います。
また、副業で投資しようと考えているサラリーマンにはすでに従事している仕事があり、投資に多くの時間を割くことはできません。
そんなときこそ、この投資信託の出番です。
投資信託とは、自分のお金を預けて、購入する株の選定や数量を運用の専門家にお任せするイメージです。
たとえば、とある投資信託を運用している会社に100万円預けたとします。
1年後、100万円が運用の結果、105万円になりました。
ただし、
「運用を代わりにしたから手数料2%もらいますよ」
というような商品が投資信託です。
手数料は取られますが、自分は最初の買付をする以外、何もしなくていいわけです。
それで運用のプロがプラスに返してきたら儲けものです。
ただし、投資信託は残念ながら元本保証ではありません。
専門家だと言っても、失敗することもあり、購入時より少ない金額になることもあります。
でもたとえ結果がマイナスになったとしても、手数料は支払わなければなりません。
「運用お疲れ様。今回は残念な結果になったけど、それでもがんばって選んだりしてくれたもんね。」
みたいな感じで、いわば給料を払っているような状態です。
そんな投資信託ですが、実は、
- 「インデックスファンド」
- 「アクティブファンド」
の2種類あります。
➤インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、参考となる指数を決めて、同じような値動きをするように運用する投資信託です。
指数と言われてピンとこなければ、日経平均株価のようなものだと思ってください。
日経平均株価は、とある企業1社の株価ではないことはなんとなくお分かりかと思います。
日本を代表する225社の平均が日経平均株価です。
そして、この日経平均株価の値動きと同じになるように、購入する株を組み合わせた投資信託を日経平均株価指数と連動したインデックスファンド、なんて呼んだりします。
指数と連動するようになっているのですから、購入される株も日経平均株価に採用されている株を購入してきています。
➤アクティブファンドとは?
対してアクティブファンドとは、指数以上の成果をあげることを目的とした投資信託です。
日経平均株価に採用されている株を同じように買っていては差がつきません。
そこでアクティブファンドは、購入する株を分析したり調査して自分で選びます。
まとめると、インデックスファンドは指数に採用されている株を機械的に買う、つまり、
「手間はあまりかかっていないため手数料も安く、値動きも荒れにくい投資方法」
のことです。
対してアクティブファンドは、
「購入する株を自分で選ぶので手間がかかる、そのため手数料も高く、値動きは荒い」
という違いがあります。
ローリスクでいきたいサラリーマンでしたら、インデックスファンドを選んでいきたいですね。
【サラリーマンの副業】投資先その③:立会外分売
この立会外分売(たちあいがいぶんばい)も株式投資の一種です。
通常、株は市場が開いている時間にその時々の株価で買う必要があります。
しかし、立会外分売というのは市場が閉まっている時間に買います。
というのも、この立会外分売、企業がいろいろな目的をもって行います。
- 自社の株を買ってもらって株主を増やすため
- 株の流動性を高めるため
- 資金調達のため
などです。
いずれにしろ、企業にとっては何がなんでも株を売りたいのです。
ところが、それを市場が開いているときにしてしまうと大量の売り注文が出されるわけですから、株価が急落する恐れがあります。
それを防ぐために立会外(市場が閉まっているとき)に売るんですね。
企業は少しでもたくさんの人に買ってもらうために、直近の株価から2~3%ほどディスカウントした値段で売りにだします。
株のバーゲンセールみたいなものですね。
立会外分売は朝の8時20分に取引が行われます。
誰でも買えるというわけではなく、抽選に当たった人だけが購入できます。
そして、その日のうちに売却するケースがよくみられる事例です。
利益率は1%ほどが多いようです。
ただ、注意していただきたいのが、企業が何を目的に立会外分売を行うか把握することです。
➤企業の目的を把握するとは?
株主数を増やすため、これはいい理由です。
なぜなら、市場の鞍替えを狙っているとみてとれるからです。
市場には、新興市場や東証二部、一部などがあります。
新興より二部、二部よりは一部が位が高いイメージです。
そして、各市場には条件が指定されています。
一部は株主数が2,200人以上いないとなれない、という条件があります。
これをクリアするために行うのであれば、プラスとして考えることができます。
流動性を高めることも理由としてプラスになります。
流動性が高まって取引が活発になれば、投資家に注目されやすいからです。
資金調達のため、これが唯一マイナスの理由になります。
これは資金繰りが苦しいということを連想させるので、
「あ、もしかしたらこの会社やばいかも…」
となるのです。
立会外分売に臨む前には、企業がなぜそれをするのか、理由を企業のHPでチェックしてからすることをおすすめします。
まとめ
今回は、安全志向なサラリーマンの副業をテーマに、ローリスクな投資を考えてきました。
元本保証というのは、安全な反面、リターンも少ないのはしょうがないでしょう。
ただ、株式投資にはいろいろな種類があって、今日紹介した投資信託や立会外分売は勉強すれば、比較的ローリスクでリターンを狙える投資となっています。
ただ、リターンを得るためにはその投資先、商品がどんなものなのかを勉強するということが大事で、
同時に、リスクを自分で排除できる最高の方法なのではないのかと思います。
FX投資については以下の記事をご参照ください。↓↓↓