「いつか好きな仕事で独立してみたい」
そう思われる方もいるのではないかと思います。
独立を念頭におきながら副業を始めることは、実は自分のスキルの飛躍的な向上にもつながります。
この記事では、なぜ副業がスキルアップにつながるのかをお伝えします。
独立に役立つ副業とは?
副業は自分のスキルを広げる・深める手段
まず、副業が本業から独立するためにどのように役立つのか、ということですが、
これは副業によって、
- スキルを広げる
- スキルを深めることにができる
ということが可能になるからです。
副業は、他人にサービス提供して直接お金をいただくことです。
持っている知識では追いつかないことも出てくるので、勉強する必要も生じてくるかと思います。
それが副業が新しいスキルを獲得したり今あるスキルを広げ、深めることにつながります。
お金をいただく副業だからこそのメリット
これは会社員では経験できない「発注者から直接お金をもらう」ということが強く影響します。
会社員は多少仕事ができなくても安定した給与がもらえますが、副業では仕事ができないとお金が入ってきません。
逆に、顧客に満足してもらえて無事納品できると、直接報酬が入ってくるという会社員では味わえない喜びを味わえます。
この喜びは
- 「次もがんばろう」
- 「次の取り組める案件はないか」
という前向きなモチベーションにつながります。
この良い循環は、副業を独立につなげる大きな一歩となるでしょう。
自分に合った副業で独立に向けたスキルアップ!
では、どんな副業を選べば、自分の職種にピッタリのスキルアップを図れるのでしょうか?
ここでは、いくつかの副業をピックアップしてどんなスキルアップに役立つのかをお伝えします。
スキルを磨く副業①ライティング
ネットメディアの記事を書くライティング。
これは案件をこなしていくと、
- どうしたら人に読まれるようになるのか
- 人を引き付けるタイトルとはどういうものか
ということが身につく案件です。
また、Google検索に引っ掛かりやすくなるSEO対策も意識しなければなりません。
SEO対策のスキルが身につくと、独立して記事を執筆する際にクライアントに非常に喜ばれます。
スキルを磨く副業②プログラミング
プログラミングができるのなら、そのスキルをもっと磨けるような案件をこなしていくといいでしょう。
- WEBサイトデザイン
- コーディング
- アプリ制作
- データベース構築等
プログラミング案件はとても多く、受注単価も高いので、
スキルを活かして副収入を得るという実感が得やすく、モチベーションも高まるかと思います。
スキルを磨く副業③ECサイトでの販売
「好きなことを副業にしてゆくゆくは本業にしたい」と思われる方で多いのが、ECサイトでのネット販売。
ハンドメイド商品をネットで販売する方も多いですよね。
独立を念頭に考えると、自分の好きなジャンル+売れる商品ということを考えざるを得なくなります。
- どのくらいの価格であれば自分の作ったものが売れるのか
- どうしたらもっと売れるあるいは高く売れるようになるのか
などを考えるようになります。
この考えたことが商売におけるスキルアップに役立ちます。
ハンドメイドでなく、自分で好きな商品を仕入れて販売するケースでも同じです。
売れ筋商品の把握はもちろん、安く仕入れる方法などを真剣に考えるようになります。
独立を意識した副業によるスキルアップ方法
さて、副業を本業からの独立につなげるにあたり、実際どんなスキルアップ方法がいいのかということですが、
これはまずはやってみることが一番重要です。
ライティングやプログラミングでも「営業」は大事
例えば、
- 好きなタイミング
- 好きな時間に仕事がしたい
ということであればパソコンとネットがあればできる仕事。
いわゆるクラウドソーシングで受注できるようなライティングやプログラミング案件をこなしていくのがスキルアップの方法です。
これは、実際のライティングやプログラミングのスキルを高めていくのももちろん必要ですが、
どうやったら案件を受注できるのか、といういわゆる「営業」のことを考えざるを得なくなります。
- プロフィールの充実
- 発注主とのコミュニケーション
これらは全てクライアントから次のお仕事をいただくための「営業」です。
案件を継続受注するためにはどうしたらいいか、と考え行動することが、結果自分のスキルアップにもつながるものになります。
ECサイトは難しい知識不要!
また、自分の好きなものを作ったり仕入れたりして売りたい、という人はネットショップをまず開いてみましょう。
実は、ネットショップはサイト構築の難しい知識があらかじめ必要なものはありません。
楽天などのECモールは商品写真やヘッダーの画像など、HTMLやCSSなどの知識がなくても商品と画像があれば取り合えず構築することができます。
Yahoo ShoppingやBASEなどは加えて出店料すら不要なので、気軽に開店することができるでしょう。
開店したら、そこからアクセスを増やすにはどうしたらいいか、どうしたら商品が売れるようになるか、などを考えるようになります。
- メルカリなどで商品の売れ筋傾向などを掴んだり
- Instagramやtwitterなどで投稿を繰り返して反応を見たり
- メールマガジンやLINEアカウントで自分に共感してくれる濃い購入者の囲い込みをやってみたり
・・・こうした試行錯誤は自分のファンをどのように捕まえるかという行動なので、実はやってみると非常に楽しかったりします。
独立後のデメリットとメリット
副業がうまくいってスキルアップになり、
ついに独立!と上手くいった場合にも、当然メリット・デメリットがあります。
独立後のデメリットを把握しよう
まずデメリットからお伝えすると、
一言でいえば会社がやってくれていた経理面や事務的な部分を全部自分でやらないといけない、ということがあります。
当たり前のことですが、サラリーマンであることは実はかなりのメリットです。
例えば、仕事を受注するための営業は、極端な話、他の人が受注すれば会社の売り上げは成り立ち給与が支払われます。
当然独立すれば、自分の営業活動が自分の収入にダイレクトに響いてきます。
うまくいかなければ収入ゼロということも十分あります。
また、経理関係も自分で行う必要があります。
- 経費の処理や税金の申告
- 社会保険の納付
- 健康保険や年金の加入と支払い
など、実は会社が自分に代行してやってくれていることは多くあります。
特に社会保険の保険料の半分は会社負担なので、実は独立したら負担は増えます。
これらは会社員だった人間にとっては大きな負担です。
デメリットを大きく上回る独立のメリット
ただし、メリットも非常に大きいです。
独立後は事業主となるわけですが、事業の経費として様々なものを落とすことができます。
- 自分の車を営業車として見ると購入代金や減価償却費が経費計上できる
- 外食のお金などは交際接待費とする
- 自宅を事務所とすれば家賃も経費計上できる
そうすると使えるお金は独立したほうが会社員時代より圧倒的に増えます。
サラリーマン時代の額面収入800万と個人事業主の所得800万円とでは、使えるお金は個人事業主のほうがはるかに多いです。
サラリーマンは額面収入800万円から社会保険料や税金が引かれ、手元に残るお金は少なくなります。
個人事業主の所得は売上から経費を引いた額なので、目いっぱい経費で引いて残るお金が800万円。
この差が、独立の非常に大きなメリットとなります。
「多少面倒な事務が増えてでも収入を増やしたい」
そんな方が独立を選ぶのはこのメリットを得るためです。
独立のためにまずは副業で第一歩を!
副業への取り組みは、本業から独立するための大事なステップアップとなります。
副業でうまくいき、独立後も大きな売り上げが見込めれば今の本業よりも多くの収入を手に入れることができるでしょう。
ぜひそのための第一歩を踏み出してみてください。