ギャンブルをどの様に定義するのかによるのですがみなさんが思い浮かべるギャンブルといえば
- 競馬
- 宝くじ
- パチンコ
- カジノ
- 仮想通貨
といったものではないでしょうか。
もしギャンブルをお金をかけて遊びお金が返ってくるものと定義するのであれば、確かにFXもギャンブルなのかもしれません。
FXはギャンブルか?
しかし、ある一定のルールを決めて確率が高い方へBetし手数料が安く、一回一回の取引が利益体:損失が1:1以上となっていれば、それはギャンブルではなく労働以外のお金を得る手段たりえるということです。
よって私が考えるギャンブルとは、そのマネーゲームの中で一定のルール(武器)をもたず「絶対当たる」等の根拠ない自信で臨むものややり続けていけば必ず損へ向かっていくものをいうと考えています。
また手数料というのも重要なファクターでありよくテラ銭など言われますが、要は胴元がとるお金ですが競馬であれば運営側、パチンコでいえばお店ですね。
皆さん1億あたるんじゃないかと夢を抱いて宝くじを買っていきますが、宝くじのテラ銭は非常に高く54%となっています。1000円をだして購入したら必ず540円負けるということです。
つまりこのテラ銭が低ければ低いほど還元率が高いわけで勝ちやすくなってくるわけです。
ちなみにパチンコは12.5%、競馬は25%となっています。FXにはスプレッドと呼ばれる手数料が存在しますが上記のどれよりも安いというメリットをもっています。
つまり手数料がやすく優位性のあるFXの手法を用いており資管理が可能であればFXはギャンブルではないという事となります。
逆にたとえFXの手法を知っていたとしても毎回、統計上優位性ある手法を用いてなかったり根拠が自分の気持ちであったりするとFXはギャンブルになってしまうのです。
総じてギャンブルとは続けていけば必ずリターンが投資分を上回るものや資金管理がなっておらず破綻のリスクがあるものをいいます。
FXをギャンブル化させる人の特徴
上記にも記した通りFXは投資にもギャンブルにもなってしまうため非常に高いリスクがあります。→FXにおけるリスク管理とは?始める前にレバレッジを理解しよう
ですが全ての投資においてリスクのないものはありませんので大きなリターンを得るためには仕方のないことかもしれませんね。
ではFXをする上でギャンブルとしてしまう人の特徴をしるしていきます。(→FX性格別手法診断!自分に向いているFX手法とは?)
FXで勝っている人は全体の5%しかいない事実
まず、FXの市場では年間通して+収支になっている人間は全体で5%しかいないという事実です。
そう95%は負けているのです。FXの市場では主にどの様な人間がトレードしているかというと、
- 個人投資家
- ヘッジファンド
- 機関投資家
など様々な人達がいますが数を占めている個人投資家とはい異なり、ヘッジファンド、機関投資家の資金量はとんでもない量となっています。
FX市場は猛者達が集まり素人からお金を取りまくっている市場なのです。
このFX市場に武器である手法であったり資金管理であったりを勉強しないで「稼げるだろう」という安易な気持ちで入ってくる人達は総じてカモになるということです。
単発の取引をみると勝つこともあるかもしれませんがもちろん年単位で資金が+となることなんてありえないのでギャンブルですよね。
手法と資金管理が適していない
次にどんな人が負けてしまうのか、それは手法の市場における優位性を理解していない人間と資金管理をおこなっていない人間となります。
一見FXの勉強をしており移動平均線やボリンジャーバンド、鍵足など様々なテクニカル分析や雇用統計、日銀政策決定会合などのファンダメンタルズ分析をよく知っている人でも負けます。
「これだけ勉強しているのに勝てないの?」と考えるかもしれませんが勝てません。
なぜ勉強しているのに勝てないのかというと大事な部分を見失っているからです。それは資金管理と相場状況と手法が適していないということです。
テクニカル分析をコロコロ変える
よくある手法で勝つとこれならいけると思ってしまうかもしれませんが、その後にドカンと負けることが多いのです。
- コツコツ勝ってドカンと負ける。
- またちょっと勝っては負け、ちょっと勝っては負けを繰り返しじり貧となる。
こういう人達の特徴は使うテクニカル分析をコロコロ変えている人に顕著にみられます。
すべての手法に共通するのですが永遠に勝てる聖杯の様な手法なんてものは存在しません。なので必ずといっていいほど負ける時がきます。
本来FXは一回の勝ち負けで競うものではありません。何個もの勝ち負けを繰り返しながら全体的に+をもっていくのが投資なのです。
ですが一時優位性のあるシステムで勝つとそのことをすっかりわすれてしまいます。
人間って面白いですよね(笑)都合の悪いことは全部忘れてしまい自分に都合の良いことだけ考える様になるのです。
本当だったら一定の間負けたとしても続けていけば年間で+となるかもしれないのに様々なテクニカル手法の負けの部分を広い年間で大負けするトレーダーがたくさんいます。
投資にする人のルール~損切りリスク管理など~
ではFXをギャンブルではなく投資にできる人はどの様な考えでFXをおこなっているのでしょうか?
手法の優位性の統計を取っている
まず自分が使っているFXの手法に優位性があるのかちゃんと統計をとっている人です。
少なくとも5年はとっておりその手法で5年通して+であればかなり優位性のある手法を使っているといえます。
またたまに損切をしないという猛者があらわれますがその人達は相場をうごかせるような巨額の資金をもっているか絶えず資金が入ってくるキャッシュポイントを持っている人でない限りオススメしません。
FXの相場は約8割りがレンジ相場とよばれる一定の値幅を行ったり来たりする相場、もう2割りはトレンド相場と呼ばれる一方方向に上昇、下降の形が表れる相場です。
この損切をしないというのはレンジ相場では強いのですが一旦逆方向にトレンドが発生してしまうと「また戻ってくるから…」という現実逃避の考えが頭を占領して自分の持てる限りの資金を相場にとられてしまうことになるのです。
つまりFXの相場では自分の考えとは逆方向に動いたのであれば潔く損切をしていかないと必ず負けてしまうのです。
メンタルコントロールが出来る
損切貧乏になってしまってはいけませんが本来統計をとった上でその手法を使用しているはずなのでその手法を続けていれば勝てるはずです。
これには強靭なメンタルを要します。
このようにどんなに負け続けていたとしてもこの手法を用いているのだから勝てるという信念のもとFXを続行することこそ大事なのです。
しかしそんな強靭なメンタル持ち合わせてないよ…という人にはぜひ分散投資をオススメします。
投資の格言にはよく「卵を一つのかごにもるな」というものがありますが、例えば、
- 株式
- 債券
- 不動産
- 金
- FX
と分けるだけでもFXは負けているけど他の投資が上手くいってるからFXの手法は続けて同じものを使おう!というふうにメンタルの制御可能になるのです。
この様に分散投資したとしてもリーマンショックの様に100年に一度の大恐慌がくると全体的な資産が目減りうることもありますが基本どこかが+どこかが-となるのでここのどの資産に何%の資産を配分するのかという「アセットアロケーション」が投資の成功の可否を決めます。
自分のメンタル管理が出来る人、資産管理が出来る人がFXを投資に出来ることがわかりますね。
まとめ
FXを知らず知らずのうちにギャンブルにしてしまっている人は結構多いようです。
やはり自分のメンタルに負荷がかかると新しい手法へ手法へとなってしまいますものね。
この様にノウハウコレクターとなるのではなくしっかり腰を据えてFXをおこなっていきましょう!