【公務員の副業】フリマアプリでの副業がNGな理由と抜け道とは?

以前からヤフオクのような個人が気軽にインターネット売買をするツールは多く存在していました。

現在では、オークションではなくフリマという形式の方法を利用している人が増えてきて、それに合わせてフリマアプリも登場しています。

オークションサイトとは違ってアプリの方が断然利用しやすいですし、多くのフリマアプリが登場しているので、気軽に始められますよね。

公務員でも自宅にある不用品をフリマアプリで売りたい、と思うかもしれません。

さらに言えば、副業として使えないかな?なんて思います。

でも、公務員が副業としてフリマアプリを使うことはNGなんです。

そこで、NG理由や抜け道、バレないための対策までご紹介したいと思います。

公務員はなぜフリマアプリを副業に利用してはいけないのか?

まず、どうして公務員がフリマアプリを使用して副業をするとNGなのか?ということについてお伝えします。

フリマアプリは匿名での取引ですし、個人情報の保護もしっかりとされているので、何も悪いことだとは思えません。

しかし、公務員はおいて副業の門は本来かなり狭く、縛りが厳しいのが現状です。

なので、どんな場合は副業だとみなされてしまうかを知っておかなければ、フリマアプリも処分の対象になってしまいかねません。

国家・地方公務員法によるもの

フリマアプリがNGとなる大きな理由は、国家・地方公務員法によるものです。

  • 国家公務員法第103条「私企業からの隔離」、第104条「他事業または事務関与を制限」
  • 地方公務員法第38条「営利企業等の従事制限」

が関係しています。

つまり、営利目的だったり、本業に影響が生じるようなことがあってはいけません。

そのため、

  • 業務時間に席を外してフリマアプリをチェックする
  • 梱包作業で徹夜して次の日遅刻する
  • 副業の疲れで業務に集中できない

というような状況が見られるなら、もちろんNGです。

もちろん、業務時間外に私物を1つ2つ売るだけでは副業にはなりません。

ですが、定期的な収入を一定の量を売るのであれば営利目的でのアプリ利用とみなされるので、NGな副業になってしまいます。

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業務違反防止ハンドブックによるもの

また、業務違反防止ハンドブックには、

インターネットやフリーマーケットで商品販売をする際には、自営業になるかならないかによって違いがあると書かれています。

例えば、

  • 店舗を設ける
  • フリマアプリで販売するために大量に仕入れて定期的に販売

以上のような行為を行えば自営業と同じと見なされて、NGな副業となります。

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でもフリマアプリで稼ぐ道が断たれた訳ではない?

公務員だと絶対にフリマアプリをしてはいけないのでしょうか?

実際、フリマアプリを「副業」と位置付けるのはグレーな部分が強いです。

ただ、だからと言って絶対にフリマアプリで稼いじゃいけないということはありません。

フリマアプリで稼げる唯一の方法をご紹介します。

ーフリマアプリで稼ぐための唯一の方法ー

基本的に、解釈の問題となります。

禁止される理由となっている、

「定期的で継続的にものを仕入れて販売することは自営業となる」という部分をどう考えるのかという点です。

なので、大量に何度も何度も販売したり、同じ商品を何十個も販売目的で購入するというようなことをしてはいけません。

そこから考えると、大きなポイントとしては、仕入れて販売するということをしなければいいということです。

また、もう1つポイントとしては、

新品未使用であってもフリマアプリで購入したものを、値段を上げて誰かに販売する行為=「転売」は営利目的の行為なので絶対にしてはいけません。

あくまで、転売ではなく自分が持っている不用品を販売することが大事です。

つまり、フリマアプリで稼ぐための抜け道とは、

  • 繰り返し大量に仕入れた販売方法を取らない
  • フリマアプリで仕入れたものを転売しない

また、月収20万円以下に抑えれば確定申告も不要になるのでバレにくいですよ。

アプリではなく「フリーマーケット」なら許されているのか?

フリマアプリが基本的にはNGだとすれば、対面で販売をするフリーマーケットはいいのか?と疑問に感じます。

規則は変わりませんので、基本的にNGになる事由はフリマアプリと同様です。

定期的で利益が多く、転売行為をしていないかということが重要なポイントになります。

フリーマーケットの場合、毎週、毎月、毎年、定期的に開催されています。

当然、毎週のようにフリーマーケットに出店しているのであれば、営利目的と捉えられてもおかしくはありませんよね。

さらに、フリーマーケットというのは事前の準備や場所取りなどが必要となるので、それなりの時間が必要です。

業務の合間を縫って出店する分には良いですが、回数が多すぎると本業にも支障をきたします。

また、年数回でも本業よりかなり多い金額の利益があれば営利目的となり、禁止対象となるんです。

 

ただ、フリーマーケットがNGという提言が明確にされているわけではありません。

そのため、周囲からの誤解を招かないように不用品を販売し、ある程度の期間を空けるなどしっかりと意識をして行動してください。

そして、周りから利益を求めていると思われないような印象付けが大事なのです。

職場にバレないための事前対策

公務員の副業は悪いことではありませんし、少しずつ認められつつあります。

ですが、自由な副業が可能という環境とはまだまだ言えませんし、公務員だからこそ副業に対して色々な制限があるのも事実です。

そこで、職場にバレないための事前対策を理解しておきましょう。

➤自分が公務員だということを周囲に伝えない

フリマアプリもそうですが、フリーマーケットでも自分が公務員だということを知らせないことです。

フリマアプリではあまりないかもしれませんが、フリーマーケットではお客さんと話をすることはたくさんあります。

そんな時についつい、

「平日は公務員やってるんですよー」

なんて言ってしまうと、望まぬ噂が自分の知らないところで発展してしまうかもしれませんので、注意しましょう。

➤家族の名前を借りる

フリマアプリで売買をする際に、実際やりとりをするのは自分自身だとしても、収入の振込口座や情報を家族名義にしておくとより一層バレにくいです。

「なんだか嘘をついているようで後ろめたい……」

と思うかもしれませんが、フリマアプリは実際に副業と判断されるかどうかのグレーな部分が強いです。

明らかに禁止されている訳ではないことに対して対策を講じたとしても、それは嘘ではなく手段の一つです。

ただ、家族の了承を得ずに名義を借りてしまうと後々問題になりかねないですので、

きちんと家族に相談して了承を得てから始めましょう。

➤住民税は「自分で納付」にチェックを

少ないケースかもしれませんが、人によってはフリマアプリやフリーマーケットで大きな収入を得ることもあり得ます。

月収20万円を超えるような状況になれば確定申告をしなくてはいけません。

ですが、確定申告の際に「給与から天引き」にチェックを入れたままだと、本業分と副業分の所得を合算した金額をもとにして住民税が計算されます。

通常であれば住民税の金額はそのまま会社に連絡されるので、経理の人が見れば、

「あれ?この人こんなに収入高かったっけ?」

と勘繰られてしまうんです。

そうならないためにも、確定申告の時に住民税の納付方法は「自分で納付」を選択してください。

別途、副業分の住民税納付書が届くので期限内に払いましょう。

【公務員の副業】バレない為には年末調整と確定申告の知識が必須

➤SNSでつぶやかない

周囲にバレてしまう大きな理由は、SNSで自分の私生活を公開することです。

例えば、

  • 「フリマアプリでいくら稼いだ」
  • 「フリマアプリで売るために◯◯仕入れた」

といったことを誰が見ているかわからないSNSに投稿すると、社内の人が読んで密告してしまうかもしれません。

そうなると、要らぬ誤解を生み、自分が副業だと思っていなくても、噂が先走ってしまえば副業だと思われてしまいます。

結局、グレーなラインの副業なので相手側の受け取り方次第ということになりかねないので、注意しながら慎重に行動することが大事です。

また、「だれが密告したのだろう…」と同僚に不信感を募らせることにつながることもありますので、要注意です。

まとめ

公務員がフリマアプリで副業がNGな理由、抜け道をご紹介しました。

実際、本当にNGなのかどうかははっきりと決められていません。

なので、NGじゃないの?と思われるような行動を慎むことが最も大事なポイントになります。

あまり大々的にはやらずに、必ず本業以下の収入でやる方が長く続けられますよ。

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