サラリーマンが副業を始めようと思い立ち、ネット検索していると、必ず目につくのが中国輸入を利用した「せどり」、つまり転売ビジネスです。
なぜ「せどり=中国輸入」なのでしょうか?
その理由や注意点を知らずに副業を始めるのは、手ぶらジャージ姿で富士山を登るようなもの、あまりに危険です。
それで今回の記事では、サラリーマンがせどりを副業にするために必要な知識をご紹介します。
せどり副業で中国輸入を選択する理由
最初にサラリーマンが副業で、中国輸入を利用した転売ビジネス「せどり」を選択する理由から見ていきましょう。
会社員の立場でも稼げるだけの十分な要素があります。
理由①中国輸入は安く商品が手に入る
中国商品のイメージは「安い」ではないでしょうか。
これは真実からくるイメージです。
「せどり」の基本は
「安く買って高く売る」
中国輸入を利用すればこの基本を叶えやすくなります。
中国はアジア圏内の国なので、輸入に関する送料が安くなるのは言うまでもありません。
商品の購入代金、送料、この2つが抑えられるのは大きな魅力です。
サラリーマンが副業で稼ぐには始めるためのハードルをいかに低くするかも大切、高額な初期投資額は一歩を踏み出す妨げになります。
中国輸入ならば、売り上げを手にする前の初期投資を抑えることができるのです。
理由②中国は工場が多く、選べる商品ジャンルが豊富
中国は工場が多く、いろいろな商品が作られているイメージをもってはいませんか?
これも真実からくるイメージです。
「せどり」の基本がいくら安く買って高く売ることだとしても、売れない商品を選ぶわけにはいきません。
中国は人口が多いため、人件費が安くなることから、多くの企業が中国での生産に参入しています。
そのため、多岐にわたる商品を見つけることができるのです。
会社員が中国輸入で高い利益率を求める場合、人気の出る商品を選択する必要があります。
選択肢が多くて面倒……と思う人は「せどり」に向いていません。
楽しみながら副業をするためにも
「選択肢が多くてどれが上手に売れるか考えるだけでワクワクする」
ぐらいの気持ちが必要です。
続けるには楽しむことが必要、選べることを嬉しいと感じましょう。
多くの人に求められている商品を見つけられれば、サラリーマンでもせどりは成功します!
せどり副業で中国輸入を扱う際の注意点
なぜ中国輸入を選ぶのかがわかってきました。
次は、中国輸入を利用してサラリーマンが「せどり」を行う際の注意点を確認していきましょう。
注意①せどりで稼ぐには売れる商品を見つけなければいけない
「せどり」で重要なのは、売れる商品を見つけなければいけない点です。
商品を購入した後、販売サイトから注文が入らなければ多くのマイナスを生みます。
- 商品の購入代金
- 商品を取り寄せるための送料や関税
- 在庫保管スペース
副業で稼ぐ前に色々とマイナスが発生するのです。
例えば、
大量に購入すれば1本30円で仕入れができる安いボールペン
⇩
本業でボールペンを使う自分の感覚からして、どう見ても200円の価値があると判断
⇩
2,000本購入
⇩
しかし実際にサイトで販売を開始すると一本も売れない
⇩
2,000本の不良在庫を抱える
何がいけなかったのか、分かりましたか?
そう、「自分が必要だからと考え購入した」ことが間違いです。
つまり、
- リサーチ不足
- 自分が必要なものは他の人も必要という安易な思いつき
この状態で行動すると、多くの在庫を抱える結果になります。
売れる商品とは自分中心で考えるものではありません。
- この商品のターゲットは?
- その人たちは本当に必要と考える?
- ネットで購入する意味はある?
など、いろいろと考慮し商品を見つけなければいけません。
商品選びを安いからと単純な思いつきだけで選ぶのは注意をしましょう。
注意②中国輸入は不良品も多い
中国の商品は不良品が多いイメージを持ってはいませんか?
それも真実からくるイメージです。
先ほどボールペンを2,000本購入にした例を上げましたが、
中国輸入で届いた商品を確認したとき、約100本が不良品だったといったケースもあります。
サラリーマンが個人で行うには限界があり、中国輸入における不良品を回避する方法は他の手を借りなければ無理です。
不良品やその他のリスクを回避し、中国輸入の副業を成功させるためには、代行業者の利用が必要不可欠です。
会社員の方が、すべてを一人で行うには限界があります。
注意③転売で利益がでるかの確認をする
商品を購入する前に、利益を出せる商品なのかを確認しましょう。
最低でも利益率30%以上は欲しいところです。
中国輸入をするには、
- 商品自体の原価
- 消費税
- 中国国内に送料
- 関税
- 国際送料
- 人件費
- 販売するためのサイト使用料
- 日本国内の配送料
など、多くのコストが生じます。
このコストに見合うだけの商品価値があるかを見極めましょう。
サラリーマンがせどりでよく失敗する例として、売れても利益が出ない状況があげられます。
まさに時間の無駄、副業をすればするほどマイナスが生じる状況です。
売れないのも困りますが、売っても利益が出ないのはさらに困りもの。
副業としてあってはならない状況です。
利益がしっかりと得られるのか、そこを十分に吟味をするよう注意をしましょう。
もしすでにAmazonのセラーアカウントをお持ちでしたら、利益の計算する際に「FBA料金シミュレーター」を使うと簡単便利ですよ。
せどり副業で中国輸入を始める前に必要な準備
次にサラリーマンが中国輸入の副業を始める基本として、必要なものを確認しておきましょう。
準備①インターネット環境や資金
「せどり」はインターネットを利用した副業です。
インターネットが利用できる環境が整っている必要があります。
最初に商品を購入するお金も必要です。
それなりに資金を準備しておかなければいけません。
商品を安く購入するためには1回で大量に仕入れることもあります。
1度に大量購入すれば商品代金や送料などが安く済むからです。
商品にもよりますが、月に10万円以上の利益を副業で出したいのならば、最低でも40万円以上の準備をしておきましょう。
いろいろな商品を売りたい場合は、さらに初期投資額が必要です。
中国輸入の場合、商品が日本に到着するまでに最低でも約2~3週間はかかります。(OEM商品等などはさらにかかる)
以下がその流れです。
中国で商品を発注
⇩
代行業者の事務所に商品が到着
⇩
検品
⇩
日本へ発送
⇩
税関等を通過して手元(もしくはFBA等の倉庫)に到着
転売を絶え間なく行うには、在庫なしの期間をできるだけ短くする工夫が必要です。
会社員としての本業があることを考えると、
手始めは小ロットで発注、販売し、コンスタントに稼げるようになってから副業の規模を拡大させる
のも現実的な一つの方法でしょう。
準備②リサーチ力が必要
サラリーマンが中国輸入の副業を成功させるには、十分なリサーチ力が必要です。
- 「売れる商品は?」
- 「誰がターゲット?」
- 「ターゲットが買える範囲の価格?」
- 「利益は大丈夫?」
など、リサーチをするにはそれなりの知識と努力が必要になります。
中国語も必要?と思われるかもしれませんが、中国語力は必要ありません。
中国から商品を購入する場合、多くの人がアリババやタオバオを利用します。
その際は、基本的に代行業者を利用しなければ取引できません。
日本人が慣れない中国語で交渉しようとしても業者は取り合ってくれません。
工場とのすべての交渉は代行会社に任せるので、中国語でのやり取りを心配しなくて大丈夫です。
必要なのはリサーチ力です。
リサーチ力は、
- 普段から社会のニーズに敏感であること
- SNS等を利用してこれから流行しそうなものの情報を集めること
- ある一定の時期に人が何を求めるか、なぜ求めるのかを考えること
- 年間を通して人はどんな商品を常に求めているかを見極めること
……などについて思考を巡らすことで鍛えることができます。
最初は手探り状態の副業だとしても、リサーチ力は転売ビジネスを成功させる鍵です。
ですので、初めは手探り状態からのスタートだとしても、
- 代行業者に意見を求める
- すでにせどりで成功しているセラーのブログを参考にする
- オンラインサロンに参加してコネクションを広げる
……などなど、先輩方の貴重な意見に耳を傾けることも有効な手段でしょう。
準備③時間も必要
サラリーマンが中国輸入のせどりを始めるには時間も必要です。
せどりは比較的自由な時間で作業ができる副業のひとつですが、慣れるまでは多くの時間を費やすことでしょう。
そこで、費用対効果の観点から、任せられることは代行会社に任せて、自分の作業時間を削減させましょう。
代行会社を利用するにはそれなりに費用が必要ですが、元金を素早く回収できれば問題ありません。
一方、無駄な時間を費やして遅れを取るなら、副業自体が失敗するかもしれません。
会社員という立場上、副業にどれほど重きを置くかには限界があります。
時間は有限なので、作業の効率化は必要不可欠です。
費用はかかりますが、任せられることは代行業者を活用することをおすすめします。
まとめ
サラリーマンが中国輸入でせどり副業で始めるための基本を解説しました。
あとは自分次第、やる気があれば知識が向上するはずです。
やり方さえ間違わなければ、中国輸入を利用したせどり副業は必ず成功します。