太陽光投資を始める公務員が増えています。
ただし「投資」とつくことからもわかるように、リスクが伴う副業なので、始める前の確認は綿密に行うことが大切です。
最初に重要なことが、初期費用ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、公務員が太陽光発電投資を副業で始める際に、初期費用はどれくらいかかるのかを解説していきます。
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公務員が太陽光の副業をするために大切なこと
まずは、公務員が副業を開始するために大切なことを確認しておきましょう。
許可を得て迷惑をかけないこと
10kwを超える全量売電型の投資を始めるには許可を事前に取る必要があります。
自宅にパネルを付け余剰売電で行う場合は許可を得る必要はありませんが、上司に話ぐらい通しておくのがより良い人間関係を築くためのポイントです。
一度許可をもらえば問題はありませんが、大切なのはその後、副業で迷惑をかけないことです。
始めるにあたり初期費用が掛かるのは仕方ありませんが、必要なカ所をケチると痛い目を見るかもしれません。
例えば、
- 太陽光発電を設置した場所のメンテナンス
- 監視システム
- 保険
などを節約すれば費用は押さえられますが、自分でやることが増えます。
初期費用や維持費を抑える代わりに、本業に支障をきたすかもしれません。
太陽光発電投資を成功させるため、自分がやれることはやろうと考えるのは公務員の副業としては不正解です。
初期費用は自分が動かないで太陽光発電を稼働させること、この点を踏まえて計算をし始めるようにしましょう。
成功する秘訣は初期費用をいかに抑えるか
そうはいっても、公務員が太陽光発電投資を成功させるには、初期費用を抑えることも大切です。
先ほどと相反することを話していると思われるかもしれませんが、
必要なところはケチらず、抑えられるところは安く済ますという意味になります。
そのためには、設備関係に詳しくなることが大切です。
パネルやパワーコンディショナーなど、設備に必要なものはたくさんあります。
値段も業者によってピンキリです。
お願いをする業者選びを簡単に決めず、よく吟味をして決定をするようにしましょう。
稼働した後はできるだけ何もしないように考えますが、始める前の初期費用に関しては、一生懸命勉強をすることが大切です。
当然リスク回避も考える必要もあります。
そのために保険に加入しなければいけません。
太陽光発電投資を始めるにあたりいくらぐらいかかるのか?
まずはその初期費用の内容をしっかりと把握し、無駄を省くようにしましょう。
太陽光投資にかかる初期費用
太陽光発電の初期費用は1,000万円~2,000万円といわれています。その内容によってピンキリです。
太陽光発電投資が開始されてから、だいぶ年月も経ちました。
その結果、物品にかかる初期費用は、だいぶ抑えられるようになったのです。
ただし、電力の売値も減少してきました。
いかに初期費用をおさえるかが重要になってきたのです。
太陽光発電投資を始めるには主に4つの方法があります。
- 中古で土地付き太陽光発電を購入する
- 太陽光発電を設置する土地を購入して始める
- 太陽光発電を設置する土地を賃借して始める
- 既に持っている土地で始める
それぞれの初期費用を詳しく見ていきましょう。
中古で土地付き太陽光発電を購入する
既に太陽光発電を始められている一式を中古で購入する方法です。
すでに設備が整っていることから実績を確認することができ、初めての人にもわかりやすく始めることができます。
中古の太陽光発電で副業を始めるメリットは、
- FIT制度のおかげで高い売電単価を得られる
- 過去の実績がわかる
- 初期費用を安く始められる
という点があげられます。
逆にデメリットは、
- 節税の恩恵が対象外
- 売電価格保証が短い
- 設備が劣化している
などがあげられます。
初期費用は、その太陽光発電の年数や劣化の度合いなでも異なります。
- 公務員になりたてで年収も低いからあまり借り入れができない
- 太陽光発電のことも詳しくないし、初期費用を抑えて始めてみたい
という人は、中古を検討するのもありかもしれません。
太陽光発電を設置する土地を購入するか借りる
太陽光発電を設置する土地を購入するか、借りてから始める方法です。
土地を購入するのですから、すでに所持している人よりもお金がかかります。
太陽光発電投資をすすめる業者では、土地と太陽光発電設備をセットにし販売するので、まとめて購入した方が初期費用を抑えられるかもしれません。
都会の一等地を購入するわけではないので、500万円程度を見込んでおきましょう。
ただし、現在住んでいる場所などで、購入する土地も変わってきます。
高くなることも安くなることもあることを、忘れないでください。
土地を借りる場合は、地上権の取得を忘れないようにしましょう。
地主の土地の相続により、立ち退きを迫られたら厄介です。
せっかくの太陽光発電の設置も、無駄になるかもしれません。
賃借で行う場合は、権利が主張できるようにしておきましょう。
既に持っている土地で始める
相続で田舎の土地を取得する公務員の人もいるはずです。
その場合、土地の有効活用として、太陽光発電投資を選択される人もいます。
これは、土地にかかる初期費用が税金だけになりだいぶ抑えることができます。
既に土地を持っている公務員の人は、設備投資にだけ注力すればOKです。
成功する可能性も飛躍的に上がります。
太陽光発電設備の初期費用
それでは、太陽光発電を始めるのにどのようなものを購入するのか見ていきましょう。
- 太陽光発電モジュール:よく見かけるキレイに並んだパネルです。
- パワーコンディショナー:発電した電力を電力会社へ渡す装置。
- 発電メーター:計測器。
- 発電モニター;発電量の確認。
- その他の周辺機器;ケーブルや監視モニターなど。
- 設置工事費:金網なども設置する。
- 契約書関係の費用
以上が太陽光発電の投資に必要なものです。
セット販売をしている業者もあるため、初期費用も変わります。
一番高価な品物が太陽光発電モジュールです。
約35万円/kwぐらいと見ておきましょう。
40kwの太陽光発電を考えている公務員ならば、35万円×40=1,400万円です。
これが高いと感じるのならば30kwにまで落とすなど考える必要がありますが、費用対効果の分析で判断しなければいけません。
パワーコンディショナーは、25万円~30万円ほどしますが、経年劣化もする機材です。
15年ほどで交換を必要とするかもしれませんので、その点も注意をしましょう。
また、メンテナンス費用をセットに組み込んだような商品も業者では準備されています。
一概にいくらとは言えませんが、だいたいの目安にしてください。
メンテナンス費用や諸経費も考える
太陽光発電には毎月かかる費用もあります。
- 監視システムの維持費
- 電気代
- 土地やその他の税金
- システムメンテナンス
- 保険料
毎月支払うものや、毎年支払うものまであります。
システムメンテナンスや保険料は、初期費用に含め一括で支払うことで安くできるかもしれません。
業者に相談をしてみましょう。
まとめ
初期費用が1,000万円~2,000万円と伝えたのは、場所や方法、初期費用にかけられる費用によって異なるからです。
公務員といえども、太陽光発電の副業のために借りられるお金には限度があります。
その限度額と費用対効果の分析を行い、本当に公務員の副業として、太陽光発電投資が成功するかを考えなければいけません。
大切なのは一カ所の業者で決めないこと、始めるのならば、多くの業者と話し合うようにしましょう。
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