物販のコラムを担当する佐野正一です。
私は今でこそ物販の仕事で独立し、最高月商で1113万円、最高月収558万円といった数字を上げられるようになりましたが、元々はあなたと同じサラリーマンでした。
ですから、私には
- 「何とか副業で利益を出したい」
- 「複数の収入源を持ちたい」
というあなたの気持ちがよく分かります。
このコラムでは、「あなたが物販の副業で利益を上げるための具体的な方法」について、詳細に記したいと思います。
私のノウハウについてご理解いただくために、私が物販を始めた経緯について、まずは簡単にお話ししましょう。
本業後のアルバイトで、いくら貯金できるか?
私が物販を始めたのは、2011年12月の終わりのことです。
その年、私は当時付き合っていた彼女(今の奥さん)と結婚式を挙げ、ハワイに新婚旅行に行くためにお金を必要としていました。
当時、私は倉庫で正社員として働き、彼女も共働きだったのですが、それだけでは、なかなか結婚式と新婚旅行の資金は貯まりません。
そこで私は夕方に倉庫の仕事が終わった後、午後7時頃から深夜まで、飲食店でアルバイトとして働くというハードな生活を続けていました。
その甲斐があり、無事、彼女との結婚式を挙げ、ハワイに新婚旅行に行くこともできました。
「せっかくハワイに行ったのだから」と思い、クレジットカードで目一杯、買い物も楽しみました。
共働きとアルバイトで、月30〜40万円ぐらいは貯金をできていたので、
「また日本に帰って、一生懸命働けば、すぐにお金も貯まるだろう」と軽く考えていました。
ところが、帰国後、ありがたいことに、奥さんが子供を授かっていることが判明します。
こうなってしまうと、もう共働きはできません。
私の給料を全て生活費に回し、アルバイトを全額貯金できたとしても、アルバイトで稼げるのは、月10万円がいいところです。
仕事の後のアルバイトというのは非常にハードで、
あくまで「結婚式までの期間限定」というところで、自分を鼓舞して、がんばれた部分もありました。
「正社員として夕方まで働き、その後にアルバイトをする」という生活を続けていれば、いつか身体が壊れてしまうのは目に見えています。
私は「家でもできる副業は何かないかな」と思い、
家にあったパソコンで「インターネット」「稼ぐ」「副業」といったキーワードで検索をかけてみることにしました。
ロト6や競馬で一攫千金は可能か?
検索して、最初に行き着いたのは「モバイル・アフィリエイト」の教材でした。
たしか1万6000円くらいだったと記憶しています。
当時は「アフィリエイトが何か」について、全く知らなかったのですが、
とにかく「稼げる!」と書いてあったので、単純に「そうか! これで稼げるのか!」と思い、その教材を買うことにしました。
しかし、買ったまでは良かったのですが、
いくらマニュアルを読み込んでみても、聞いたことのない用語のオンパレードで、
書いてある内容が全く理解できません。
とりあえず、見よう見まねで設定をしてみても、全く結果が出ません。
結果が出ないということは、やり方が間違っていたのだと思いますが、
「何が間違っているのか」すら、見当がつきませんでした。
そこで、私はアフィリエイトを諦め、別の教材に活路を求めることにしました。
次に買ったのは「ロト6で億万長者になる方法」「競馬で万馬券をとる方法」といった類の教材です。
当然ですが、結果が出ず、1円も稼ぐことができませんでした。
いつしか、私は「自分が間違った方向に行っているのではないか」ということに気づきます。
「何だかんだ言っても、あのアフィリエイトの教材が一番良かったのではないか? 書いてあることさえ理解できれば、あれで稼げるのではないか?」
そう思い、私はアフィリエイト関連の本を買うため、書店に足を運びました。
ところが、その書店にはアフィリエイトの本は1冊もなく、
その時に代わりに手にしたのが、商品を海外から輸入して日本で販売するといった物販の本でした。
そして、この本が、私がインターネットで物販を始めるきっかけになります。
本との出会いで人生が変わった!
実は倉庫で働く前、私はスポーツショップで正社員として働いていました。
その際に出会ったお客様の中にはかなりマニアックな方もいて、
eBay(世界的なオークションサイト)やアメリカのオンラインショップで、シューズを個人輸入している方もいらっしゃいました。
そうしたお客様の話を聞き、私も「個人輸入に挑戦しよう」と思ったことがあったのですが、
全く英語ができないため、その時は断念してしまったという経緯があります。
しかし、船原さんが書いた『世界一楽しく儲かる金持ち教科書』には、eBayで個人輸入する方法が細かく書かれていました。
また、ヤフオクで、自分が持っているシューズやフィギュアなどを売った経験もあったため、
「これなら自分にでもできるのではないか」と感じました。
eBayで安く仕入れて、ヤフオクで高く売る。
つまり、「価格差」を狙って、私はシューズに商材を限定することなく、物販を始めてみることにしました。
もちろん、はじめはなかなかうまくいきませんでした。
オークションサイトのeBayでは一点ものが多く、なかなか仕入れが安定しません。
そんな時に、新しい教材が発売されました。
内容としては、「アメリカのAmazon.comで仕入れて、日本のアマゾンで売ろう」といったものでした。
この教材は6万円くらいで、当時の私にとってはとても高価だったのですが、
「何とか物販で結果を出したい」と思っていた私はこのマニュアルを買い、書いてあるとおりに実践してみることにしました。
「副業で失敗する人の共通点」とは?
1回目の輸入は、とにかくアメリカのAmazon.comと日本のアマゾンの「価格差」だけを見て、輸入を行いました。
輸入して商材として扱ったのは、ブレイブボードという子供用のスケーターやゲーム用のハンドルなどでした。
この時、私は物販の素人だったため、「商材のサイズ」を全く頭に入れていませんでした。
在庫として、商材を家に置く場合、商材のサイズを考慮しないと、大変なことになってしまいます。
1回目に輸入したゲーム用のハンドルは、ものすごく大きな箱で家に届き、衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。
また当然のことですが、物販で利益を出すためには価格差だけでなく、「アマゾンの手数料」や「輸送費」も計算に入れなければなりません。
素人だった私は、そうしたことすら、理解していませんでした。
結果として、最初の物販では、20数万円の売上に対し、利益はたった1万3000円ほどでした。
「時給65円」は成功か? それとも失敗か?
本業で倉庫の仕事をしていた私は、夕方に家に戻ってから、ずっと物販に没頭していました。
1万3000円の利益を上げるために費やした時間は、おそらく200時間前後になります。
たいていの人は、ここで「時給理論」を持ち出します。
「200時間以上かけて、1万3000円? 時給に換算すると、65円以下か……。
これじゃあ、全く商売にならないよ。アルバイトをした方が、よっぽど稼げるよ」
そのように考え、せっかく利益が出ているにもかかわらず、
副業からフェードアウトしてしまいがちです。
しかし、私はそうは考えませんでした。
実際に売上が上がり、たった1万3000円でも利益が出せたことが、純粋に嬉しかったのです。
20数万円の売上を詳細に分析してみると、赤字の商品もたくさんありましたが、
中には大きく黒字の商品もありました。
私は次のように考えました。
「まずは赤字の商品を削って、黒字商品の共通点を探ってみよう。そうすれば、次はもっと大きく利益を出せるのではないか?」
こうして、アクセルを踏み込んだ私は、2カ月目で200万円近くの売上を上げることができました。
当時はまだ利益率が10%程度と低かったのですが、
それでも20万円以上の利益を上げることに成功したのです。
8カ月目には利益で100万円以上を出せるようになりました。
そして2012年9月、私は会社を辞め、物販のスペシャリストとして独立することになりました。
現在、いわゆる「転売」もまだ行っていますが、自社ブランドを取り扱うまでに成長しています。
私が物販をオススメする理由
さて、ここまでのお話を理解していただいた上で、
「なぜ、物販がオススメなのか」という点について、お話ししましょう。
私が物販をオススメする第一の理由は、「再現性」が高いからです。
私自身も、はじめは本や教材に書いてあるとおりに実践しただけです。
それだけで、しっかり利益を出すことができました。
実は、私は専門学校卒で、学歴がありません。
しかもパソコンにも疎く、ブラインドタッチができなかったため、パソコンの入力は指一本で行っていました。
そのため、普通の人が1時間でできる作業でも、私は3時間以上かかるような状態でした。
知識もスキルもなかった私にできることは、
とにかくマニュアルに書いてあるとおりに、バカ正直に実践することだけでした。
物販は、そんな私でも利益を出せるほど、非常に再現性が高いものなのです。
現在、私はアフィリエイトもやっていますが、物販とアフィリエイトを比べてみても、物販の方がはるかに早く結果が出ます。
入金サイクルも、物販の方が早い。
アフィリエイトだと入金が2〜3カ月後ということもザラですが、
物販はアマゾンなら2週間、メルカリやBUYMAやなら基本的に1週間以内の周期で入金されます。
ですから、あなたが副業を始めるのであれば、アフィリエイトよりも、物販が最適であると私は考えています。
中には、次のように考える人もいるでしょう。
「基本的に丸投げでいい不動産投資と違って、物販は手間がかかりますよね?
サラリーマンの副業としては、あまり向かないんじゃないですか?
忙しいサラリーマンが帰宅後、物販に100時間以上の時間を費やすのは、無理ですよ」
たしかに、物販は非常に手間がかかりますし、泥臭い作業も必要になります。
この点は、物販のデメリットと言えるかもしれません。
しかし、逆に考えてみると、手間がかかった分は、全てあなたの経験になります。
積み上げた経験は、あなたの無形の財産となって、決して失われることはありません。
「丸投げ」では、こうした経験を積むことができません。
不動産などと違い、「気軽に、少額で、しかも借金ナシで始められる」というメリットもあります。
また、「安く仕入れて、高く売る」というのは、ビジネスの基本です。
あなたがそうした経験を積むのに、物販は最適です。
そのように考えると、物販にかかる手間は、逆にメリットとも言えると思いますが、いかがでしょうか?
私は「副業としての物販の経験が、サラリーマンとしてのあなたの仕事にも必ず役に立つ」と確信しています。
あなたが物販で利益を出すための「具体的な方法」とは?
いかがでしょうか?
もし、少しでも「物販をやってみたい」と思ったのであれば、今すぐ実践みてしてください。
ことわざにあるとおり、「鉄は熱いうちに叩け」が鉄則です。
次のコラムでは「ぜひ物販をやってみたい」と思っているあなたのために、
「あなたが物販で利益を出すまでの道のり」をステップ式で、具体的に示したいと思います。