FXはナンピンし続ければ勝てる?初心者が陥りやすい考え方

FXにおいて初心者がやりがちな「ナンピン」ですがナンピンが一体どの様な手法でありどのようなメリット、デメリットがあるか分からず運用してしまうと大怪我をしてしまう危険性もあります。

FXは資金がなくなってしまえば一発退場してしまうので正しい使い方をマスターしましょう!

ナンピンとは?

ナンピンとはなんと江戸時代のころから使われていた手法であるということをご存知でしょうか?

やはり良いイメージはもたれていなかったそうです。

なぜなら後述する手法を聞けばお分かりいただけるとおもいますが損失を後回しにする方法とよばれています。

ナンピンの具体的手法

USD/JPYのレートが100.000の時に1万通貨で買ったとしましょう。その時点から100.000→99.900になったとします。

通常10pips退行したら損切するなどのルールを設けますがここで更に1万通貨で買い増します。

そうすると為替レートが99.900→100.000にレートが再び戻った場合±0から+10pipsとなり利益がでる計算となります。

このように価格が下がったら下がった分だけどんどん買い増していくという戦法となります。

これは売りの場合も同様で最初に1万通貨で売った場合100.000→100.100となったとします。

そしたらまた1万通貨売り増し、100.100→100.200になったら1万通貨売り増しします。

ナンピンのメリットとデメリット

ナンピンのメリット

ナンピンのメリットはなんといっても価格が戻ってきたら+になっているということです。

100.000で1万通貨買い99.900で1万通貨買ったとします。

これがさらに99.800で1万通貨買いレートが急騰、100.100になると最初の1万通貨のみ買った場合の利益は+1000円ですがナンピンした場合6000円の利益となります。

また撤退するときに損失ではなく微益または±0で終えることができます。

上記の例でしめすと99.800の時点では-3000ですが99.900になった時点で±0になるためここで撤退することが可能になるというわけです。

本来ならば100.000に戻るまで-1000ですものね。

ここまで聞くとナンピン最強じゃん(笑)価格がどうなるかなんて予想しなくて良いし利益も増えるし!

しかしナンピンのデメリットをちゃんと理解すればなぜ良い戦法といわれないのかが分かります。

ナンピンのデメリット

ナンピンのメリットは利益が倍増するまた、撤退ラインが短くなるでしたが為替レートはいつも思い通りに動いてくれるとは限りません。

ですがFXではいっきに50pips以上高騰、下落することもありますし、一方的なトレンそになることもあります。

そんな時ナンピンしてしまうと多額の損失を抱えてしまいます。

100.000から10pipsごとに1万通貨ずつナンピンした場合本来なら99.700の時点で-3000で済むはずが-6000となってしまうのです。

99.700で2倍もの差がついてしまうのに一気に50pipsなど下落してしまった時には泣きをみることになります。

また、FXにはスワップポイントと呼ばれる毎日もらえる利息が存在します。

例えばUSD/JPYでいうならば買っていると毎日アメリカと日本の金利差×買った通貨量がもらえます。

しかしこれが売りとなると毎日スワップポイント分支払わなければなりません。

そうです。売りでナンピンするとどんどん負債が膨らんでいくことになります。

買いであればなんとか雀の涙のスワップポイントがつき心の余裕もたもてますが売りだと正直しんどいですね…

つまり、無限にお金がある人はほぼ負けない手法ですが、そんな人いません!

勝率を求めても利益が出ない理由

FXでもっとも大事なものはなんでしょうか?

初心者であれば勝ちたいと思うので勝率が大事なのではと考える人が多いです。

しかし、どんなに勝率がたかくても負けてしまう…そんなことがFXにはおこりえるのです。

せっかくなのでナンピンを例にしてみてみましょう。

証拠金10万円でナンピン手法を用いて+10pips 、+20pips、+10pips、+10pips計50pips勝っていったとしましょう。

しかし100.000→96.000になってしまったら強制ロスカットされてしまいますよね。

最初の利益5000円なんて可愛いものです。

10万以上もの証拠金を失ってしまったのですから…このようにFXではコツコツドカンといわれせっかく蓄積してきた利益を一度に吐き出してしまいます。

これがFXの世界で±0以上の人が5%もいない要因です。

上記のナンピン例では4勝1敗ですから勝率は80%をほこっているのにもかかわらずです。

勝率ではなくいったい何に気を付けてFXをすればよいのか?

FXには損小利大という言葉があります。

これは損失を小さくし利益を大きくしようという戦法となります。

つまり損小利大であれば勝率が50%きったとしても勝てるということです。

ナンピンで見てみるとコツコツ利益を積み重ねドカンと損失することがわかると思います。一度の強制ロスカットをくらったら終わりですが、ちゃんと損失をだしたとしても利益が残るような取引をすれば利益をだすことができるのです。

良い負け方をするということです。

損切の重要性

FXでいう良い負け方というのは自分で決めた損切のルールを守ることです。

損切は別名ロスカットと呼び自分があらかじめ指定したところまで値段が退行したらポジションをカットすることをいいます。

いや…損切したら証拠金へってしまうじゃん…この心理状況がここが底だろう、天井だろうという勘違いを引き起こします。

人間の心理状況とは弱いもので小さくても利益がでるとすぐ利益確定するものですが損失は中々認めようとしません。

よく損切しなければ損失は確定しなければ損失じゃないなどとぬかす人もいますが、評価損益額がマイナスになっている時点でもはやその証拠金は塩漬けのポジションになっていますし心理的状況にも悪いです。

ちゃんと自分の手法にのっとってどこまでなら許容するというルールがあるのなら別ですが、ほっとくと強制ロスカットになります。

損切を適切に行えるかどうかにFXをギャンブルとするかそれとも投資とするかの境になると考えられます。

また明確なルールに従いトレードできているかどうかです。

ここまで上がったから下がるだろう、ここまで下がったから上がるだろうという考えでははっきりいってギャンブルですので即刻FXをやめた方がよいです。

損切をするということはつまり自分が考えた方向へは価格が進んでいかなった事を認めることです。

違う方向へ進んでいるのに証拠金を突っ込んでいるのはもったいないの損切することによって証拠金の余力を高め次のトレードへ備えることが可能です。

FXは証拠金が0にならない限り続けることが出来るのです。

まとめ

ナンピンの優位性、危険性は理解していただけたでしょうか?

ナンピンは使い時によっては非常に効果的ですが一歩使い方を間違えると非常に危険な諸刃の剣です。

安易にナンピンするのではなく自分の構築したトレードルールにナンピンは有用かきちんと検証した上で使用するのがよいですね。

自分で決めたルールを守れないで取引を続けても勝ち続けることはできません。

FXは利益を狙うのもよいですが損失をださないよう気をつけるのが最優先です。

みなさんもFXの世界から退場しないようトレードしましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

岩井 隆史

投資家 大阪出身 両親が海外転勤が多かったため、幼少期から海外で生活。 日本と海外での働き方の違いを感じ、会社に依存しない生き方を提唱。 株やFX、不動産を中心に投資家として活動。