BOOM証券で海外株式投資!日本の証券会社との違いとメリット

国内の証券会社で口座を開設している人の大半は日本の法人が発行した株式に投資をしているのではないでしょうか。

現在日本では金融政策として異次元緩和が継続されているため、日経平均株価も2万円以上と上昇トレンドが継続されている状態です。

ただし、国内の株式だけに投資をしているだけでは日本経済が停滞、もしくは下降し始めたときは株式投資においてはリスクの高い空売り(ショート戦略)をすることしかできなくなります。

今回は国内経済に投資先がなくなった場合でも投資先を探せるように海外証券会社で取引をするメリット・デメリットについてご説明させていただきます。

海外証券口座を作る理由

海外証券会社で取引をすることのメリットは投資先の拡大と売買手数料の削減にあります。

国内の証券会社でも会社ごとに売買手数料が異なるのはご存知かと思いますが、海外証券会社の中には更に売買手数料が低い業者もあります。

また、国内の証券会社の大半は国内の証券取引所で取り扱いしている株式しか売買をできませんが、海外の証券会社については複数の国の取引所で上場されている株式を売買できるところもあります。

このため、国全体として経済が今後活性化していく見通しがある場合、その効果もあいまって急上昇する株式を見つけることができるのが海外の証券会社の魅力です。

ただし、これらの魅力がある一方でデメリットも当然存在します。それは「日本語対応していない」や「各投資先によって税制が異なる」、「利益の計算に為替損益の計算も必要」などです。

海外の証券会社のため、その会社に日本人がいれば日本語のカスタマーサービス部門もあるでしょうが、基本的にはやはり英語が使用されるため、最低限の語学スキルが必要となります。

次に海外の証券会社との取引では国内証券口座にあるような税金を源泉徴収してくれるような特定口座がありません。

このため、確定申告が必要になりますが、その所得計算時には為替損益の計算も必要となるほか、申告分離課税の所得ではなく、総合課税の所得になる等の税法の知識も必要になります。

しかし、これだけのデメリットがあるなかでも海外の証券会社で取引を薦める理由はやはりハイリターンを求められる市場が海外にはまだあるからです。

現在世界的に見ても日本のGDPは世界3位と上位にいますが、少子高齢化が進み、人口が減少していくと2050年には日本が8位まで下落するといった見方があるためです。

当然経済には波があるため、一概に各年のGDPが国力そのものを示すわけではありませんが、「人口減少」という問題は生産性の観点から考えると不利になる面が大きいです。

このことから、海外株式投資を考えられている方はご自身の力で「稼ぐ力」を身に付けたいとお思いでしょうし、そのための投資先として海外にも目を向けてほしいと思います。

ここまで読んでいただいた方で「それではどんな会社を選べばいいか」とお思いの方のために今回はその検討材料となる証券会社を1社ご紹介させていただきます。

その会社名は日本のマネックスグループ株式会社の「BOOM証券」という証券会社です。次項ではこの会社についてご説明させていただきます。

BOOM証券とは?

BOOM証券は1997年に香港で設立された証券会社で、アジア・太平洋地域初のマルチマーケット・オンライン証券会社です。

特徴としては

  • One Account(一つの口座で)
  • Multi Market(複数の市場の株式を)」
  • Multi Currency(様々な通貨で)」

取引ができることにあります。

まずマーケットについては

  • 香港
  • 中国
  • 台湾
  • 日本
  • タイ
  • 韓国
  • シンガポール
  • 米国
  • インドネシア
  • マレーシア
  • オーストラリア
  • フィリピン

12市場での取引が可能であり、1つのプラットフォームで非常に多くの市場に投資できることが強みです。

また、通貨についても日本円だけでなく、

  • 米ドル
  • 香港ドル
  • 人民元
  • シンガポールドル
  • オーストラリアドル

の計6通貨での決済が可能なほか、当初日本円のみでの入金でも投資を行った際に自動的に必要な金額だけ取引通貨に交換されるのも特徴の一つです。

このため、海外の株式を瞬時に売買することが可能な証券会社であり、非常に海外投資を行ううえで便利な設計となっております。

加えて、当社は2010年に日本のマネックスグループの傘下に入っているため、「海外の企業だけど全く知らない企業ではない」という安心感も持てるのではないでしょうか。コインチェックを買収するなど今勢いのある証券会社ですね。

では、この「BOOM証券」の口座を使って株式売買を行うことのメリット・デメリットについて次項で解説させていただきたいと思います。

BOOM証券」における取引メリット・デメリット

国内の証券口座を利用しての株式投資と海外の証券口座を利用しての株式投資は冒頭でご説明した通り様々なメリット・デメリットが挙げられますが、こちらでは「BOOM証券」で取引をするうえで想定されるメリット・デメリットについてご説明いたします。

BOOM証券」のメリット

BOOM証券」の取引メリットはやはり特徴にも挙げさせていただいた「口座を開設すれば12もの市場で取引を行えること」です。

株価の上下動については個別の要因を除くと基本的に日経平均株価のような市場全体の平均指数に引っ張られることが傾向としてあります。

このため、市場全体が下降してくる局面では個別株も上値が重い展開になることがしばしばありますが、天変地異などで世界経済全体が同時に悪化しない限りは他の市場も含めて幅広く銘柄を探すことで収益を得られるチャンスが広がります。

また、一般的な海外の証券口座では米ドルで入金をする必要があるため、現在の円資金をどこかで米ドルと交換したうえで証券口座に送金しないといけないといった二重の煩わしさがあります。

その点、BOOM証券では複数の通貨を口座内で取り扱えるため、いちいち両替をする必要がなく、売買タイミングを逸する心配がないことは非常にメリットだと言えます。

取引ツールについても日本語対応のマニュアルがあることから、最低限国内のインターネット証券会社で取引をしたことがある方ならすぐに取引をすることが可能です。

BOOM証券」のデメリット

一方BOOM証券で取引を行うにあたってのデメリットはやはり日本語のサポートが弱い点にあります。

取引ツールのマニュアルは日本語対応のものがあるものの、サポートデスクは英語もしくは中国語のみです。

また、口座開設の際にも当然日本語は使えないため、全く話すことができない、メールを打つこともできないという方は海外投資をする前にひとしきり外国語を学ぶことをおススメします。

また、冒頭にも挙げた通り海外の証券口座を通して配当や譲渡損益を得た場合は売買当日の為替レートから為替損益を計算して確定申告をしなければならないため、様々な通貨で決済できるのがBOOM証券の強みである一方、確定申告時には非常に手間がかかることに注意しましょう。

以上がBOOM証券を利用する上でのメリット・デメリットとなります。読者の皆様にはこれらの長所短所を十分に理解してから海外投資を始めていただきたいと思います。

日本人でも口座開設できるの?

上記のメリット・デメリットを勘案して海外投資を始めたいとお考えの方にはここで口座開設についても少しご説明したいと思います。

BOOM証券については個人でも法人でも口座を開設することは可能なため、当然日本人でも口座開設はできます。簡単に手続きの概略のみお伝えさせていただきますが、国内で手続きをする場合は郵送での申込になります。

口座開設にあたってはまずHPの口座開設ページ(Open Account)に個人情報等を入力し、口座開設申込書を完成させ、プリントアウトしましょう。

さらにプリントアウトしたものにはご自身の署名をして申込書の準備は完了です。また、実際に取引をするにあたってはHSBC香港の口座を経由してBOOM証券の口座に入金をすると送金手数料が無料になることから事前にHSBC香港の口座を作成しておくといいでしょう。

HSBC香港で初回入金分の小切手(1万香港ドル以上)を作成し、同時に送付することで申込書とパスポートのコピーへの認証手続きが不要となります。

申込書・パスポートのコピー・住所証明書類(※住民票では証明書類とならないため、HSBC香港の残高証明書等が有効になります。)・小切手を同封してBOOM証券へ郵送し、書類等に不備がなければBOOM証券から口座開設のお知らせが届き、インターネット上で取引を行うことができるようになります。

なお、法人での申込時には申込書が全て手書きとなる他、申込書の下部に表示されている全ての書類が必要となるため、手続きは現地で行うことをおススメします。

以上が簡単な概略でしたが、海外の株式投資を行うにあたって一番難しいのはこの「口座開設」のステップであり、これを越えれば全てインターネットでの取引となることからそこまで苦労することはないでしょう。

このため、口座開設事務をサポートする機関や企業さえ出てきている現状ですが、BOOM証券における取引の収益メリットを鑑みれば多少イニシャルコストがかかったとしても口座開設をスムーズに行うためにそのような機関や企業を活用するのもいいでしょう。

もし、お困りの場合は、問い合わせフォームから連絡いただければ相談にのる事はできます。私自身、マカオ法人設立してその法人で銀行口座開設、Boom証券開設しております。

最後に

これまで国内のみで株式投資を行ってきた方は国内の経済が下降期に入った際になかなか良い投資先が見つからないという経験があるのではないでしょうか。

そのため、今回ご紹介させていただいた海外市場へアクセスするために海外証券会社での取引を行うという視点は収益先を広めるきっかけになれば幸いです。

また、現在は国境を越えた商取引が自然なことであるため、国内の株式市場が海外の株式市場と相関している部分もあることから、こちらの市場がダメな時はあちらの市場が良くなってくるといった比較もできるようになるため、更にご自身の投資力を高めることができるようになると思います。

このページを読んでいただいている方の中にはこれから投資を始めようとお考えの方以外にもサラリーマン投資家の方や専業トレーダーの方もいらっしゃると思いますが、投資を行ううえで市場分析を行うのは誰にとっても当たり前のことです。

そして市場分析を行ううえで海外の相場と比較することで見えてくるものもきっとあるはずです。

最初の口座開設が一番の鬼門とお伝えしましたが、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」という諺のとおり、始めてみなければわからないことも多い中で海外市場での取引はお金以外の面でも非常にご自身にとって有意義になるため、ぜひここまで読んでいただいた方にも新たな発見をしてほしいと願います。

ぜひ、Boom証券のメリット・デメリットを知った上で検討いただければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

岩井 隆史

投資家 大阪出身 両親が海外転勤が多かったため、幼少期から海外で生活。 日本と海外での働き方の違いを感じ、会社に依存しない生き方を提唱。 株やFX、不動産を中心に投資家として活動。