ビットコインがETFになる日も近い?ETF投資の魅力とは

ETFとは?

ETFとは、株と同じように投資出来る金融派生商品のことで、主に日本の日々の平均株価、関連業種別株(工業系・IT系などの業種別など)、外国株や石油価格などそれぞれの価格の数値に連動して額が変わる上場投資信託の事を言います。

基本的に、楽天や大和証券などのETF運営会社が投資家達を募って運用し、その配当を還元するというものです。

例えば、日経平均株価に連動するETFなら、日経225連動型投資信託(1321)や、ダイワ上場投信(1320)などです。

アメリカでは仮想通貨ビットコインの米上場投資信託(ETF)の上場を申請していた4社もあったようですが、今回は申請を取り下げたようです。近い将来ビットコインをはじめとする仮想通貨のETF投資が出来るかもしれませんね

日本国内のETFだけでもその銘柄数は両手で数え切れないほどあります。

さらにETFは海外の方が活発と言われており、株価だけでなく金やプラチナの取引価格・穀物や大豆の取引価格などありとあらゆる指標に連動するETFが存在しています

指数に連動する投資信託的商品ですが、他の株と同じようにリアルタイムの金額で手軽に成り行き・指値注文で購入出来るところが、一般的な投資信託商品と違う点です。

金融緩和にも一役

最近では、日本銀行が金融緩和の為に年間6億円分ものETF買い入れを行い2018年から続いている日経平均株価の上昇に一役買っています。

日本銀行のETF買い入れによる日経平均株価の上昇影響はかなり高く、日本銀行がETFの買い入れを辞めてしまったら日経平均株価の上昇も停まるだろうと言われています。

日本銀行のETF買い入れに支えられている日経株価…なんだか、将来の経済が少し不安になってしまいますね

ベアとブル

ETFは、指標の上昇と下降どちらに連動するかによって、ベア商品・ブル商品に分けられます。

指標が上昇に連動して上がる商品を「ブル」と呼び、指標の下降に連動して上がる商品の事を「ベア」と言います

ブルは、牛が角を上に高く突き上げるイメージ。

ベアは、熊が爪を立てて振り下ろすというイメージから名付けられています。ベアは、別名「インバース」とも呼ばれています。

例えば日経平均がこれから上がるかな…と思う時にはブル商品を購入し、逆にこれから暴落するんじゃないかと思ったら「ベア」を選びましょう。

くれぐれも間違えて購入しないように注意して下さい

ETF投資のメリット

私はETF商品を知る前は個別銘柄ばかりを購入していました。

「大手銘柄は値が上がり切ってるし…」って事で今後上がりそうな有望割安株(価値に比べて価格が安いと言われている銘柄)を地道に探し企業情報や業績をチェックして…皆がやるのと同じような一般的な売買方法で何度も悔しい思いをしてきました。

ETF商品のメリットを4つご紹介します。

メリットその1:手軽さ

ETFは、株をこれから始めようかなと言う方にとってもオススメな銘柄です。

何故、日経平均株価やTOPIXにしっかり連動して株価が変わるのか…その仕組みを理解していなくても、私達は安心して株を購入するのと全く同じように簡単に売り買い出来ます。

なので、いちいち銘柄の会社の経営状況や財政情報などを調べなくても、例えば株が一時的に大暴落してしまった時や過熱気味で「ちょっと最近は上がり過ぎじゃないかな。」と考えた時に売り買いすれば良いので、株初心者さんに、とってもオススメなんです。

メリットその2:安定さ

大災害や日本経済を揺るがすようなショッキングな出来事があれば別ですが、一般企業銘柄のように、ちょっとした不祥事や赤字決算などがきっかけで価値が大暴落する事はありません

また日本経済が万が一大暴落したとしても何年かかけて少しづつ回復していきます。

指標となる経済全体がETFの価値を保障してくれているのです。

とっても頼もしいですね。

メリットその3:「空売り」からの参入が出来る

普通、額が高い時に購入して額が下がったら売りに出す「空売り」的な取引は信用取引と言われていて、一定程度の保証額を持った信用取引口座が必要になります

「信用買い=一般的な会社勤めの個人が安易に参入出来ない領域」です。

しかしながら、ETFのベア(インバウンド)商品なら、個別銘柄の「信用買い」同様、大暴落した時に自分だけバブリーな思いが出来てしまうのです。

ちょっと最近、日経平均の上げ幅が過熱気味なんじゃないかな…って時に、空売り感覚でベア商品を購入してみるのも良いかもしれませんね。

メリット4:資産の分散が世界単位で出来る

日本の平均株価だけでなく他の国の経済指標商品(カナダ・アフリカ・EU株価など)や石油や金・プラチナなどの取引価格の指標など、種類が豊富で国際的なので、大きな資金が無くても、世界中の指標に自分の財産を分散させて投資をする事が可能です

心配性で資金を沢山お持ちの方には嬉しいメリットですね。

ETF投資のデメリット

次にETFのデメリットを3つご紹介します。

デメリットその1:上場廃止の危険

まず、1つめの大きなデメリットは、ETFは株的な性質を持ち合わせておりますので、当然上場廃止(株としての価値が無くなり、取引が出来なくなる事。購入したETFの価値が最悪ゼロ円になってしまう事。)もあり得るという事。

企業が倒産したら上場廃止になるのは当然のことですが、ETFだって上場廃止になってしまう恐れが全くゼロな訳ではありません。

銘柄が上場廃止基準に該当してしまうと、まず「整理銘柄」に指定されます。

すると、そのETFの価値は指数に連動する事無く大暴落を始めます

今後価値がなくなってしまう銘柄を少しでも早く手放そうと安売り競争が始まるのです。

整理銘柄に指定された1カ月後、そのETF銘柄は指標の上がり下がり関係無く、取引できない無価値な資産となってしまうのです。

デメリットその2:ETF銘柄が無くなってしまう可能性

それは、「繰上償還」というものです。

「繰上償還」とは、そのETF銘柄の売り買いが活発では無くて閑散としている為(人気が無くなってしまった為)にそのETF銘柄が無くなってしまうと言う事。

これを防ぐ為には、なるべく参入者の多い一日の出来高数(取引数)が多いETF銘柄を選ぶ事が大切です。

指数への連動以外で自分の資産が減ってしまうなんて…こんな事は稀だとは思いますが、ETFは株初心者でも簡単に参入できる一方で個別銘柄とはまた違ったリスクがある事を忘れないようにしましょう。

デメリットその3:指数剥離

ETFは、ある程度は指数から剥離しない商品ですが、株銘柄的なメリットを持っている半面、そのデメリットも多少は持ち合わせています。

例えば、経済雑誌にそのETF銘柄が取り上げられた事によって注目され、指数に関係なく金額がはね上がってしまう。

日経平均は1000円以上上がっているのに、銘柄の人気が落ちて来ているせいでETFの上げ幅は700円分程しかないなど…予期せぬ外的要因によって値段が上がり下がりするケースもあります。

自分にとって良い方に転べば嬉しいけれどそうじゃなかったら…。

ETFを始める際は、「指数剥離」が無いわけではない事も頭に入れておきましょう

ちなみに、私はETF銘柄を保有して3年ほどになりますが、「整理銘柄・繰上償還・大幅な指数剥離」ありがたい事に3つともまだ未経験です。

投資にはリスクがつきもの

ETFの概要や運用のメリットデメリットをご紹介しました。

ETFを資産として持っていると、個別銘柄を持っている時よりも日本経済に敏感になり、負けている時は歯がゆい思いをします。

しかし、「株は常に動き続ける。塞翁が馬。」と自分に言い聞かせ、手放さずにぐっとタイミングを待ち続ける事で、しっかり確実に資産を増やす事が出来ます。

あなたも自分にピッタリのETF銘柄を探してみて下さいね。

ABOUTこの記事をかいた人

岩井 隆史

投資家 大阪出身 両親が海外転勤が多かったため、幼少期から海外で生活。 日本と海外での働き方の違いを感じ、会社に依存しない生き方を提唱。 株やFX、不動産を中心に投資家として活動。