これまでの記事で、
というテーマをお送りしてきました。
しかし、始めてはみたもののなかなか自分の撮った写真が売れない、思ったとおりにいかない、と悪戦苦闘していませんか?
何事も最初というのはそういうものです。どれだけいい写真を撮ってこようが目に留まらなければ意味がありません。
固定客を獲得するために大切な時間的な部分のことは地道に活動を続けていくほかないのですが、
それ以外のところは、ちょっとした工夫で改善することができるんです。
そこで今日は、写真を副業として活動を始めたばかりのサラリーマン向けの、
- 売れやすい写真の撮り方
- 購買確立を上げる技術
といった秘訣をお送りします。
技術だけが求められている世界ではない
「何を言っているんだ!きれいなよく撮れた写真じゃないと意味だろう」とつっこまれそうですがお待ちください。
確かに、きれいな構図で繊細に撮れた写真の方が良いのは言うまでもないです。
しかし、それだけでいいのでしょうか?
ストックフォトサービスの世界には、写真の腕に覚えある猛者がごろごろといます。
そんな人たちの世界に足を踏み入れたらどうでしょう。
おそらく、埋もれてしまうか、肩を並べたとしてもあなたと同じような写真を撮る人はほかにもいます。
つまり、似たような写真で飽和状態にあるということですね。
ではどうしたらよいのか。
答えはずばり、自分にしか撮れないような写真を撮ることです。
「テーマ+ひと工夫」で購買確立アップ
たとえば「山」だとか「お城」だとかの被写体が一つの写真は簡単に撮れますし、誰だって思いつくものです。
それを売りにだしたところで買われたとしても、たまたま目に入ったくらいでしょう。
副業としてお金を稼ぐには、もう一工夫ほしいところです。
そこで、その被写体になにかを付け加えることをおすすめします。
たとえば「テレビ」を例にとって考えてみましょう。
テレビをいくらかっこよく撮ったところで、似たような写真は幾多もあることでしょう。
しかし、「テレビ」+「泣いている女性」というものを撮ったとしましょう。
すると、
「『号泣確実!おすすめ感動映画〇選!』の記事に使えそうだな」
といった具合に活用に結びつきやすくなりますし、
普通に「テレビ」だけを撮っている人よりかはライバルが少なくなるはずです。
これがポイントになります。
「テーマ」+「もう一つの何か」を写してあげることで、使われやすさに違いが生じてくるのです。
こういう写真のヒントは日常にごろごろ転がっています。
何かの光景を見たときに、
「あ!これ〇〇に使えそう!」
などと思ったらすかさず撮るもよし、さらに一工夫加えてよりよいものにするもよしです。
あなただけのオリジナリティあふれる写真を生み出してましょう。
さらに、ある地域でしか見れないような写真も人気が高いです。
たとえば、「豪雪」などは地域が限られてきます。
また、「ターコイズブルーの海」もどこの海でも撮れる訳ではありません。
自分の住んでいる地域性を生かした写真も撮影していきましょう。
キーワード選定で検索にひっかかりやすくする
「テーマ+ひと工夫」で撮ってきた写真をストックフォトサービスにアップします。
「この画像面白いだろう、さぁ使ってくれ!」
と願っても、誰の目にも留まらなかったら意味がありません。
では、どうやって多くの人に見てもらいやすくするのか?
これも写真の技術とは関係ありません。
あなたのちょっとした工夫と努力次第です。
ストックフォトサービスには無数の写真がアップされています。
その中から買い手側はキーワード検索してあなたの画像にたどり着きます。
この検索段階でも勝負は繰り広げられるのです。
たとえば、「バナナ」の画像をアップしたとしましょう。
その画像の説明欄やタグ付けのところに、シンプルに”バナナ”とだけ書いていてはもったいないです。
それでは、ほかのライバルを出し抜くのは難しいでしょう。
そこで、「バナナ」という一つの被写体から連想されるワードを並べるのです。
バナナといったら、
- 健康に良さそう…
- ダイエットにも良さそう…
- 朝食に好まれる…
という風に思いついたらそれらの関連ワードも並べて、検索にひっかりやすくしましょう。
写真を売れるチャンスがぐっと増加することでしょう。
また、一言でバナナの写真と言っても、
- 新鮮なバナナ
- 皮を途中まで剥かれたバナナ
- シュガースポットが出始めたバナナ
- 皮のみのバナナ
- 実だけのバナナ
- 輪切りにされたバナナ
- 一房のバナナ
……など、バナナだけでも様々なシーンを思いつくことができます。
それぞれのシーンにぴったりのキーワードを組み込んで、購買確立を上げましょう。
写真が使われる状況をイメージする
最後にご紹介するテクニックは、あなたのセンスが少し問われるかもしれません。
撮影するテーマや、写真の紹介の仕方に一工夫加えたおかげであなたの画像がある人の目に留まりました。
購入される一歩手前まできました。
ここでも勝負はあります。
それは、その画像の使いやすさです。
先ほど例に出した「テレビ」+「泣いている女性」を例にとってみましょう。
写真の購入者は「こういうのが欲しかったんだ!」というのを見つけたとき、もうそれ以外の要素はいらないとも思うわけです。
つまり、「ごちゃごちゃしすぎていると使いずらい」というわけです。
「家族みんなで楽しめるおすすめ映画〇選の記事にこの写真は合っているなぁ、でも背景のきれいな花の絵は別にいらないんだよなぁ、もうちょっと他を探してみるか」
となってしまってはとてももったいないです。
ですので、撮影してくる写真には、これとこれの組み合わせというテーマを決めてしまったらほかのものは極力写さない、シンプルなものにするように心がけましょう。
また、広告などを狙った写真を撮る場合には、広告用の文字を入れることを考えて、あらかじめ文字を一行や二行分挿入できるようなスペースを空けておくなどといった配慮も必要にです。
ちょっとした配慮ですが、その配慮があるかないかで購入に至る確率が変化します。
つまり、「写真が使われる状況をイメージすること」が大事です。
趣味で撮る写真と違って、ストックフォトサービスで使う写真には撮影の技術以外のところで差別化を図ることが求められます。
だれも思いつかないような“ニッチさ”が勝敗を決める
今回紹介してきたテクニック、今まで趣味で写真を学んできた方にとっては新鮮なこともあったのではないでしょうか?
ストックフォトサービスにおいて、本当に必要とされている”商品”というのは、ただきれいな写真だけではありません。
撮影テクニックは平凡でも、誰もが思いつきそうで思いつかなかったものを用意できたらその時点で勝利なのです。
- これ面白い!
- これはインパクトがあるな!
- こんなしっくりくる素材があるなんて!
と思わせることが何よりも大事なのです。
ただ、こういったテクニックを一朝一夕で習得することはなかなか難しいことでしょう。
なので、普段何気なく閲覧していたまとめブログやだれかのブログでの写真の使われ方を意識して見るようにしましょう。
その時、このように自問しましょう。
- 「筆者はどんな意図でこの写真を使ったのだろうか?」
- 「自分だったらどんな写真を使うだろうか?」
- 「このブログ内容にもっとしっくりくる画像って他に考えられるだろうか?」
…などのように思考を巡らせてみると、自分がいざ販売用の写真を撮影する際に役立ちますよ!
そして、自分の思い付いたシチュエーションの写真を撮影してストックフォトサービスにアップしてみましょう。
普段からアンテナを張り巡らして、ストックフォトサービス向けの思考を手に入れれるようにトレーニングすることは、写真販売を副業にする上で必要な訓練です。
まとめ
今回は、写真販売の副業を開始したサラリーマン向けに、実際に売れやすい写真を撮るにはどうしたらいいか、ということをテーマにお送りしてきました。
ストックフォトサービスの世界は自己満足だけでは成功しない、買ってくれる相手があっての世界です。
相手のことを考えて、「この人の写真は使いやすい!」と思ってもらえたらファンやリピーターもつくでしょう。
購入者の立場になって、こういう画像がウケるんじゃないかといった思考を身につけて、自分の商品の魅力に磨きをかけていきましょう。
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