なぜ、不動産よりも太陽光なのか?太陽光発電への投資の優位性

先ほどのコラムでは、「不動産投資よりも、太陽光発電への投資がサラリーマンの副業としてはベストである」というお話をさせていただきました。

では、太陽光発電への投資には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

このコラムでは、その点について、整理をしてお話ししたいと思います。

メリット1 「正確な収益モデル」を立てられる!

太陽光発電の最大のメリットは、何と言っても、その「正確な収益モデル」にあります。

なぜ、「正確な収益モデル」を立てられるのでしょうか? それは先ほどもお話ししたとおり、国が固定価格で20年間太陽光発電の買い取りを保証してくれているからです。

例えば2017年度に発電事業を開始すれば、20年間、国が21円で電気を買い取ってくれます。

ちなみに、買い取り価格(10キロワット以上)は2012年度の40円から、36円(2013年度)、32円(2014年度)、29円(2015年7月30日まで)、27円(2015年7月1日から)、24円(2016年度)、21円(2017年度)と年々下がっています。

このような話をすると、あなたはおそらく次のように感じるのではないでしょうか?

「年々買い取り価格が下がっているということは、年を追うごとに利益が出なくなっているということですよね?

そんな案件に投資をして、本当に大丈夫ですか?」

この点に関しては、「何の問題もありません」とはっきり言えます。

なぜ、「何の問題もない」と言えるのでしょうか?

なぜ、「太陽光が一番手堅い投資案件」と言えるのか?

その理由は、技術の進歩によって太陽光パネルなどの資材が安くなり、より低い投資金額で発電所を作ることが可能になっているからです。

そのため、太陽光発電で得られる表面利回り(維持費などのコストを差し引く前の収益)は実はほとんど変わっていません。

また、安くなるだけでなく太陽光パネルの発電効率や耐久性も上がり、より投資しやすい環境が整ってきています。

だからこそ国の買い取り価格は下がってきているものの、その点を気にする必要はあまりないのです。

例えば不動産投資の場合空室があると収益モデルに変化が生じますが、「年間の日射量」で収益が決まる太陽光発電にはそのリスクはほとんどありません。

なぜなら、スポットの年間の日射量はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が出しているデータで、ほぼ正確に計測できるからです。

この点に関してはのちほど詳しく説明します。

繰り返しますが、「国が固定価格で買い取りをしてくれる」ということは「確実な収益モデルを立てられる」ということです。

ですから、初心者にとっても、太陽光発電は「最も手堅い投資案件」と言えるのです。

メリット2 安い金額で投資できる! 低い金利で融資を受けられる!

次のメリットとして挙げられるのは、「比較的安い投資金額で始められる」という点です。

例えば不動産投資の場合、アパートやマンションを1棟買いすると数億円ということもザラですが、

太陽光発電の場合、だいたい2000〜2500万円くらいで発電所を設置することが可能です。

いきなり「数億円の借金を負う」となるとおそらく尻込みしてしまうと思いますが、

2000〜2500万円程度の借金ならば、「何とかなるかもしれない」と感じる方も多いのではないでしょうか?

不動産投資はインカムゲイン(家賃収入)を狙うと空室リスクがあります。

その点、太陽光は日射さえあればいいのでそのリスクはありません。

リスクを軽減しつつレバレッジを効かせられるという点で、太陽光発電は理想的です。

こうした点を考慮すると、不動産投資は「ミドルリスク・ミドルリターン」ですが、太陽光発電への投資は「ローリスク・ミドルリターン」と言えるでしょう。

先ほどのコラムでもお話ししたとおり、サラリーマンの最大のメリットはその信用力を背景にして「借金ができる」という点にあります。

不動産だけでなく、太陽光発電でも金融機関の融資を受けることが可能です。

ぜひ、このメリットを生かしていただければと思います。

信販会社を頼っても、金利は2%台でOK!

例えば、日本政策金融公庫に行くと年収にもよりますが、しっかりとした事業計画書を作って持って行けば通常は融資をしてくれます。

ただ、日本政策金融公庫の場合「自宅を担保にしてほしい」という話になりがちです。

「自宅を担保にしたくない」もしくは「自宅を持っていない」という方の場合、日本政策金融公庫は少しハードルが高いかもしれません。

その場合は、アプラス、オリックスといった信販会社を頼るといいでしょう。

私自身も太陽光発電に投資をしていますが、手金ゼロで、信販会社で15年のフルローンを組みました。

信販会社には太陽光発電の融資枠があり、金利2.5%程度で融資を受けることができます。

不動産投資の場合信販会社を頼ると金利4%を超えることがほとんどですから、太陽光への投資はかなり優遇されていると言えるでしょう。

いずれにしても、

  • 比較的安い金額で投資できる
  • 低い金利で融資を受けられる

この点も、太陽光発電の魅力です。

メリット3 メンテナンスが楽!丸投げもOK!

太陽光発電は導入する規模によって別が変わります。

これは電力会社と接続する電線電圧が、容量が大きいほど高圧になるからです。

種類としては

  • 低圧(発電量50キロワット未満)
  • 高圧(50キロワット以上、2000キロワット未満)
  • 特高(2000キロワット以上)

の3種類がありますが、サラリーマンが副業として始める場合はほとんどの場合は低圧になります。

例えば、高圧になると電気技術者をつけないといけませんが、低圧は規模が小さいためその必要はありません。

そのため、低圧の場合は2000〜2500万円で比較的簡単に開業することが可能です。

また、メリットとして「メンテナンスが楽」という点もあります。

例えば不動産の場合、20年くらい持っているとかなりの修繕費がかかります。

鉄筋コンクリートのマンションの場合、修繕費に数百万円かかるというのは珍しいケースではありません。

この点、太陽光発電は周囲の草刈りなどは必要になりますが、メンテナンスに関しては不動産よりもはるかに楽です。

「メンテナンス会社」つまり不動産で言う「管理会社」に任せれば月1万円、年間12万円程度で丸投げも可能です。

忙しいサラリーマンにとって「丸投げでいい」というのは何よりの魅力ではないでしょうか?

開業もメンテナンスも、不動産より太陽光発電の方がはるかに楽なのです。

太陽光発電の「デメリット」とは?

以上で、太陽光発電のメリットについてはご理解いただけたと思います。

では、太陽光発電にはいったいどんなデメリットがあるのでしょうか?

それを避けるためにはどうしたらいいのでしょうか?

次のコラムではその方法について説明するのとともに、「具体的な投資戦略」についてそのロードマップを示したいと思います。(→メリットだけを強調する業者は信用するな!

 

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追記:

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